July Tech Festa 2019に参加した
12/9(日)に開催されたJuly Tech Festa 2019 に参加した。
元々は@pyama86の基調講演を応援に、くらいの気持ちだったのだけれど、申し込むにあたって他のセッション予定を見て、面白そうな内容が多く楽しみにしていた。
聞いたセッションは
- A00: 「ペパボっぽい」エンジニアカルチャーを創る言葉と仕組み
- A02: 心理的安全なチームづくり ~リーダーシップとしての心理的柔軟性とは
- C10: はてなSREチームにおけるスクラムの実践
- C20: 「極める、伝える、教える」の調和
- C30: 人生100年時代の学び方
- A40: Cloud Native開発者のためのDatabase with Kubernetes
- A01: LINEのEngineer Culture
当日までどれを聞こうというのはあまり決めていなくて、その場のフィーリングで移動していたが、終わってみると、いや途中から気づいていたんだけど、個人のキャリアだったりチーム・組織マネジメントによったセッションを聞いた感じになっている。
この歳になり、自分のキャリアのことで悶々と考えることもある。おそらく世代的には一緒であろう市川さんの『「極める、伝える、教える」の調和』では同じく苦悩しながらも自分の使命や目標をたて進んでいこうとする姿勢や、よしおかさんの「人生100年時代の学び方」でも「脳に可塑性」はあるということで定年を過ぎてからも進学し勉強することをやめない、しかも楽しみながら自分をアップデートしていく姿勢に、とても勇気付けられた。これはあとでスライドを読むだけでは分からない、ライブであることで意義の高かったセッションだったと思う。市川さんには発表後に「専門学校での教師業はどのようなきっかけで始まったのか」を伺うことが出来た。
「はてなSREチームにおけるスクラムの実践」は自社で抱えている課題と非常に近しい事例が紹介されており参考になった。さっそく2020年は我々もインフラ・社内情報システムのチームで同じくスクラムの取り組みをしていこうと決め「来年は俺スクラムマスターになるから」と社内で言い出している。みんな呆れてないかな。@hokkai7goとはセッションの時の質疑や、懇親会でも色々伺うことができた。貴重な知見の共有を感謝、実践していく。
同僚@pyama86の基調講演もとても良かった。良かったし、こんなトーク自分もしたかった、悔しいなあという感じもあった。今回彼が今までのエンジニア組織文化の潮流をまとめ、示してくれたことは、今回このカンファレンスに参加された人のみでなく、社内向けとしても大変意味があることに思う。なぜ今我々はこのようなエンジニアリング組織の形を取っているのか、どのような遍歴を経て今の評価軸を醸成してきたのかを知ることは、ペパボでのキャリアを最大限に「活かし」「成長する」ことに繋がるのではないだろうか。そしてそれは、新しく入ってきたメンバーや昔からいるメンバーに限らず言えることに思う。
JTFへの参加はおそらく初なはずだが、主催や参加されているメンバーにはインフラ勉強会全盛期の2010年前後の顔見知りが多く「インフラエンジニアの祭典」というのは納得感とインフラエンジニアからキャリアを始めた自分にとってもホームのような居心地があった。今回聞けなかったセッションにも多かった「クラウドネイティブ」勢(?)も加わって、また新しく成長していくコミュニティと雰囲気になってきているのではとも感じた。
運営のみなさん、登壇されたみなさん、とても刺激になる数々の出会いをありがとうございました。来年は登壇者としてJTFを盛り上げたい。